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このままで良いのでしょうか?

家造りの疑問

室内環境
〜24時間換気〜
近年、食品産地偽装が流行し、健康な食べ物に対する関心が高まってきました。
しかし、私たちが呼吸する空気に対しては、正しい認識がされていないように思います。

人が一日に吸い込む空気は、約8000リットル。そして、人は人生の約8割を建物の中で過ごすと言われています
食べ物に気を使う以上に、室内環境には気を使う必要があります。

とくに、気密住宅では、空気が汚れやすく、常に換気を行う必要があるため、24時間換気が義務化されました。
しかし、24時間換気を完全に実施している世帯の割合はどれくらいか分かりますか?  わずか30%弱です。※1 
つまり、気密化ばかりされているのに、24時間換気を実施しないために、室内空気の汚染は進んでいると思われます。

そもそも、24時間換気していないといけない住宅って、違和感がありませんか?
人工呼吸器をつけていないといけない快適性ってなんなのでしょうか?


※1 「24時間換気システムについての住宅設計・施行実務者へのアンケート調査」日本建築学会学術講演梗概集2007年より

エコ建材?
〜F☆☆☆☆〜
F☆☆☆☆建材ってご存知でしょうか?
建築基準法でF☆☆☆☆はホルムアルデヒド放散量は、平均値0.3mg/L、最大値0.4mg/Lです。
比較的放散量が少ないため、安心だという認識が広まっています。
したがって、F☆☆☆☆の建材は、使用面積の制限もありません。
現在健康住宅と宣伝されている家の大半は、このF☆☆☆☆の建材で、気密よく包まれています。
ここで間違えていけないのは、「0ではない」ということです。
また、この法律で規制されたのはホルムアルデヒドとクロルピリホスの2種類です。
しかし、厚生労働省が人体に影響があると指定している有害物質は以下の13種類あります。実際はもっとあると思いますが。
☆ホルムアルデヒド
・トルエン
・キシレン
・パラジクロロベンゼン
・エチルベンゼン
・スチレン
☆クロルピリホス
・フタル酸ジ-n-ブチル
・テトラデガン
・フタル酸ジ-2-エチルヘキシル
・ダイアジノン
・アセトアルデヒド
・フェノルカルブ
F☆☆☆☆は、制限なく使用できてしまい、しかも一部の化学物質のみの制限です。
住宅が気密化されていて、しかも、上述のように24時間換気を実施していないという、
非常に危険な状態があるのではないでしょうか?


木材
〜外国産材〜
木材の大半を外国産材を使用している。
日本の木材自給率18% ※2000年時点



木材
〜プレカット〜
〜乾燥〜
木材の加工では、手刻みではなく、プレカットが主流となっています。手刻みでは1,2ヶ月かかる作業が、
プレカットでは30分程度で出来てしまいます。
しかし、プレカットは、どうしてもボルト金物に頼った木組みなります。
逆に、手刻みは、大工さんが木を適材適所で判断しながら、木のくせを見て、ボルト金物に頼らない複雑な仕口が可能で、
長寿命木組みの家を建てるためには欠かせないと思います。

また、金物に頼った木組みでは、経年変化で木が痩せてくるとともに、結合部に隙ができますが、込み栓による仕口は、
さらに栓を打ち込むことで、仕口を締め直すことができます。
そして、古い建物の解体を見ると、ボルト金物部分が結露して、木が腐っているのを目にしたことがあります。

乾燥は、主に人工乾燥材が一般的になっています。乾燥技術も進歩してきていますが、木の粘りが落ち脆くなっているため、
仕口部分の強度が弱くなると言われています。最近の研究で分かってきたみたいです。
  

過度な快適性
住宅の高気密化による弊害。
  空気清浄機、除湿機・加湿器、24時間換気しないと住めない家。

待機電力消費大国の日本。待機電力は、家庭の消費電力の約10%!
  原発4基分に相当します。
  暖房便座、自動開閉便座、それってすべての家で本当に必要?

解体
住宅の寿命まで使用しきらないうちに解体
  いくら丈夫な家をつくっても、ライフスタイルに柔軟に対応できない家は、使い続けることができません。
産業廃棄物による不法投棄の約78%が建築廃材
材質ごとの分別が困難
アスベストなどの有害物質の飛散
新建材が氾濫し、解体現場は分別が困難。
住まい手の便利さ・快適のみ考えた建材は、地球には厳しいです。

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